2010年04月22日

プルースト効果

今日は『におい』について書いてみました

かおりから思い出す出来事・風景・・・みなさん経験されていますよねにっこり

今の時期なら『桜餅』『柏餅』・・・・花より団子??

雨のにおい、若葉のにおい・・・・

その香りから、ふと・・・幼き頃の思い出や状況が脳裏に浮かぶピカッ

においは脳と直接に結びついています

これを『プルースト現象、効果』と言います

これは『失われし時を求めて』の著者で有名なフランスの文豪Marcel Proust にちなんで

名付けられたそうです

一節

雪の中を歩いて家に帰った彼は寒くてねつけませんでした。

セリーヌがマドレーヌと熱い紅茶を持ってきて主人に飲むように勧めました。

何の気なしに、紅茶にマドレーヌを浸して口に入れた瞬間に頭に大きなショックを受けました。

無意識的な記憶の目覚めという神秘的な喜びにおそわれました。「強烈な光の感覚と幸福感」に

混じって「心の乱れ」を覚えました。「ゼラニウムとオレンジの花のにおい」を嗅いだのでした。

そして、昔おじいさんの家に遊びに行ったとき、おじいさんが紅茶にビスケットを浸して食べさ

せてくれたことを思い出しました。

シャトーブリアンのおじいさんの家の庭に咲く多くの花々、空の色、ツグミのさえずりなどが実に

生き生きと頭に浮かんだのだそうです。



においに結びついた思い出はかなり強いものだそうで、文字や味や色や音とは比較にならないと

いわれています





Posted by プルメリア at 14:54│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。