2016年05月28日
今日は抗精神病薬について
庭のハーブを使い・・・フレッシュハーブティ

カモミール
レモンバーム
ペパーミント
今の時期だけの楽しみです

今日は・・・・薬理学・・・抗精神病薬について書いてみます

私が看護学生だった〇〇年前から・・・今も、その発症率はかわらない

発症率は1%・・・・100人に一人
そして・・・昔は精神分裂病と言われていました
ネーミングからも偏見を持たれ病名に関しては昔から議論されてきましたが
2002年に名称が統合失調症に変更されました

脳の研究は
体の中では遅れていましたが・・・近年はすさまじく発展してきたと感じてます
私が学生のとき・・・初めて患者さんを間近で接したとき
その表情の乏しさや
不自然な歩き方など・・・・目にした様子にびっくりしたものです
当時はクロルプロマジン、定型抗精神病薬と言われるものが治療に使われていました
この病気は
神経伝達物質であるドパミン神経機能の過活動が原因で起こると考えられ、
ドパミンの再取り込みなどに対しての薬が使われていました
しかし
ドパミン神経系は脳の中のいろんな箇所に存在しますので
薬の抗ドパミン作用によって・・・・遮断してはいけないところまで遮断しますから
それが副作用となり
下垂体経路では・・・主にプロラクチン分泌をきたし・・・・母乳が出たり
線条体経路では・・錐体外路系の副作用・・・歩行がおかしくなったりします
ですから・・パーキンソン様症状が出現します

他にもいろいろと、書ききれないほどに副作用がありますが陽性症状には改善がみられます
陰性症状は改善できません
そして
ドパミン系、だけじゃなくグルタミン神経系の活動を抑えるとドパミン系も抑えらるなど・・
1990年代より新たな薬が発見されました・・SDA.MARTA
それが非定型抗精神病薬と言われ、今では主流です
これまでの薬のように
錐体外路系の副作用も少なく
陰性症状にも効果があり
しかし全く副作用がないわけではありません

血糖値を上げたりなど
統合失調症は
早期発見早期治療が大切
そして・・・決して独断で治療を中断しないこと
中断すると・・・一年で60~70%の再発率です!
私の看護師体験では
再発すると・・・薬の量を増やさないといけなくなる方が多かった
治療の基本は少しずつ減量して、できるだけ単剤にです
そして薬だけが重要ではありません
現在は人間関係が複雑な時代
人とのコミュニケーション能力も落ちてますし
ストレスに対してどれだけ耐えることが、乗り越えることができるか
幼少期からもまれて育つことが大切かもしれません
そして疲れたら・・・ホット一息が必要ですね

今の医学はすごいです
脳のどの部分が活動しているか?・・・
脳の神経細胞のエネルギー源はグルコースなので・・そこから神経細胞の活動が読み取れる!
医学は進歩しても
人を元気づける一番の薬は人でありたいです
今日は午前中に
加藤神社に行きました
ここからは熊本城は間近にみえます

二の丸公園から誘導していただきたどり着きました
神社の横の石垣は崩れていましたが・・・今回は貴重な発見が

新聞にも掲載されてましたが
石の中に観音像が描かれているものが見つかったんです


ここは観音像に守られてたんでしょうね
加藤神社は被害が多くありませんでした
